聖書における世界の始まり「創世記」 世界と人は神が造った

聖書における世界の始まり「創世記」 世界と人は神が造った

世界はどのように始まったのか。人類はどのように誕生したのか。聖書の一番最初、「創世記」にはその説明がある。創世記は預言者モーセが書いたとされる。

世界が造られるまで

一日目。神は天と地を造った。神が「光あれ」というと、世界に光が差した。

二日目。神は空と海を造った。

三日目。神は陸地を造り、草と木を生やした。

四日目。神は太陽と月を造った。そして、昼と夜を造った。

五日目。神は魚や鳥を造った。

六日目。神は獣や家畜を造った。そして、自分に似た姿の「人」を造り、魚や鳥、獣、家畜を支配させることにした。

七日目。世界の創造を終えた神は休んだ。

罪を犯した男と女

神が最初に造ったのは男である。男は土から造られ、女は男の肋骨から造られた。アダムとイブ(エバ)である。アダムとイブは神の言いつけを破り、「善悪の知恵の実」を食べてしまった。まず蛇に騙されたイブが食べて、イブから手渡されたアダムも食べた。

知恵の実を食べてしまったことで、二人は自分が裸であることを恥じらった。男は土地に呪われ、一生働かなければならなくなった。女には子供を産むときの苦痛と、夫を渇望し支配される欲求が与えられた。

聖書の「創世記」によれば、世界はこうして造られ、人は罪を背負うことになった。今でもキリスト教徒の一部はこれを信じている。

女は男を助けるために造られたこと、知恵の実を最初に食べたのは女であること、女は男を求め支配されること、とされているのが面白い。要するに女は男よりも劣っているという扱いで、決して対等ではない。

世界を創造した七日間と、エデンの園からアダムとイブが追放された話は、明らかに文体が異なるし、文章の一部は矛盾している。それは物語の作られた時代が違うからで、エデンの園の話の方が昔に作られたものとされている。

ちなみに神は人間だけではなく蛇にもきちんと罰を与えていて、蛇は腹ばいに歩かなければならなくなり、永遠に女に睨まれ続けなければならなくなった。

アダムとイブは、カイン、アベル、セトを作った。その後もアダムは八百年以上生きて、たくさんの子供を作ったという(イブの記述はない)。案外幸せな人生だったのかもしれない。

神の「増えて地に満ちよ」の言葉通り、「人」はどんどん増えていった。

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