世界三大美女 クレオパトラ、楊貴妃、小野小町は世界共通か

世界三大美女 クレオパトラ、楊貴妃、小野小町は世界共通か

日本で世界三大美女といえば、クレオパトラ、楊貴妃、小野小町である。

クレオパトラはプトレマイオス朝エジプト最後の女王で、ローマのカエサルやアントニウスを誘惑して味方につけたことで知られる。美しい声と巧みな話術も持っていたという。

世界でも「絶世の美女」としてのクレオパトラの地位は不動である。クレオパトラは語学も堪能で、知的だった。

ちなみにクレオパトラは褐色の美女として描かれることが多いが、人種としてはギリシャ系なので白人である。

楊貴妃と中国四大美人

楊貴妃(ようきひ)は中国の唐の時代の皇妃である。皇帝が彼女を寵愛しすぎたせいで内乱が起きたので、「傾国の美女」といわれる。

彼女自身は別に悪女というわけではなかったが、彼女の親類が権力をほしいままにしたため人から恨まれた。安史の乱で命を落としている。

ところで中国では世界三大美女に楊貴妃は入らない。代わりに入るのが西施(せいし)である。西施は春秋時代の人で、呉の王の寵愛を受けて国を滅亡に追い込んだ。こちらも「傾城の美女」として知られている。

なお中国では「四大美人」という括りがあり、春秋時代の西施、前漢の王昭君(おうしょうくん)、後漢の貂蝉(ちょうせん)、そして唐の楊貴妃が挙げられている。

小野小町と世界の三大美女

日本代表である小野小町が世界三大美女に入っているのは、日本だけである。平安時代の人で、古今和歌集に作品が残っている。

それでは日本以外の世界三大美女は誰かというと、国によって異なり、世界で共通しているのはクレオパトラくらい。ギリシャでは神話に登場する美女アフロディーテ(ヴィーナス)、フランスではレオナルド・ダヴィンチの油絵で有名なモナリザが美人の筆頭になっている。

しかし、アフロディーテは実在した人物ではないし、モナリザは誰がモデルなのかわかっていない。

また、フランスではディアーヌ・ド・ポワティエも美女として名高い。彼女はフランス王アンリ二世に愛された。その美貌は五十歳になっても衰えることがなく、若返りの薬を飲んでいるのではないかと言われていた。

アンリ二世は七歳の時、二十七歳のディアーヌに恋をした。アンリ二世には正式な王妃(カトリーヌ・ド・メディシス)がいたが、政略結婚だったこともあり仲が悪く、公然とディアーヌと愛人関係になっていた。

そんなわけで「世界三大美人」は国によって全く異なる人物を選んでいる。日本でも小野小町のことはよく知らない人が多いが、もちろん世界では誰も知らないのだろう。

中東カテゴリの最新記事