笑顔が幸せを呼ぶ 科学的に実証されている不思議な作用

笑顔が幸せを呼ぶ 科学的に実証されている不思議な作用

「笑顔が幸せを呼ぶ」などと聞くと、怪しげな自己啓発の話だと思うかもしれない。だが、笑顔は本当に幸せを呼ぶという。

人は笑うことで楽しくなる

「人間は楽しいと感じたら笑う」

そう思っている人は多い。当たり前じゃないかと思う人もいるだろう。しかしこれ、順序を入れ替えても成立するのである。

「人間は、笑うと楽しくなってくる」

人間の脳は実はいい加減で、笑っていれば自然と「楽しい」と思うようにできている。ドイツのある実験で、笑顔を作った状態とそうではない状態で漫画を読ませる実験を行った。すると、笑顔を作った状態の人のほうが、漫画を楽しいと感じていた。

テレビでお笑い番組を見ていても、あんまり面白くなくてもとりあえず笑っておけば、そのうち面白くなってくる。

思い切り笑う必要はない。常に口角を上げておけばいいのだ。にこやかな顔をしていれば、楽しい気分になってくる。

笑顔には他にもよい効果がある。まず、ストレスが軽減されることが実証されている。

そして笑顔は周囲の人にも、よい印象を与える。人には相手の仕草や表情を真似する習性がある。つまり笑顔の人の周辺には笑顔の人が集まり、みんな楽しく生きられるというわけだ。

そして、考えてみればわかることだが、いつもしかめっ面をしている人の近くに寄りたいという人はあまりいない。話しかけるならニコニコとした人のほうがいい。

不運には不運が重なる

一方、落ち込んでいるときには悪いことが立て続けに起こる。

そう聞くと、また怪しげな話かと思うかもしれない。マーフィーの法則じゃあるまいし、そんな自然法則はない。

だが、 落ち込んでいるとき、ネガティブな感情の時には、悪いことに目が行きやすい。これは脳がそういう仕組みになっているからだ。

人間の脳はいい加減なもので、同じことが起きたとしても、楽しいときや普段は何とも思わないようなことが、落ち込んでいるときには心に刺さるようになっている。すると、さらに落ち込む。生きているのが嫌になる。

残念ながら人間の脳はよいことよりも悪いことの方によく反応する。繰り返すが、脳がそういう風にできている。

他人を評価するときも、よい点に着目せず悪い点に着目する人がいる。これを続けていると、生きているのが嫌になるだろう。自然と考えが悪い方向にどんどん進んでいく。世界にはろくな人間がいなくなる。

人を判断するときは、減点法ではなく加点法で評価すること。

脳は案外単純である。考える前に形から入れば、自然とそう考えるようになってしまうのである。

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